助産師をサポートする日本助産師会について

日本助産師会は、全国都道府県助産師会の会員で構成されている助産師の職能団体です。1955年に社団法人としてスタートしましたが、2012年10月1日から公益社団法人として活動を行っています。

日本助産師会では、助産師のスキルや資質の向上のために、助産師を対象に研修会や講習会を開いています。また、助言や相談に関しては、会員・非会員の助産師だけでなく、妊産婦や一般の方に対して広く行っているようです。

災害支援事業も行っており、災害が発生した時に、妊産婦や女性が迅速に支援を受けられるような体制を整えています。すくすく赤ちゃん献金を実施しており、母子施設や児童福祉施設などに対して支援も行っています。

助産師を目指す学生のために、奨学金制度も設けています。応募受付は、毎年4月中旬から5月上旬までで、日本助産師会の公式サイトのお問い合わせフォームから、申請書類の送付依頼をすることが可能です。

日本助産師会の会員になると、研修会に会員価格で参加することができ、機関誌の「助産師」を受け取ったり、各種団体賠償責任保険に加入したりすることができます。また、助産師向け、学生向けの奨学金貸与制度を利用できるなどの特典もあります。

助産師として独立開業したいと思っている場合は、責任賠償保険への加入が必要です。加入の条件の中に、日本助産師会の会員であることが含まれているので確認しておきましょう。

日本助産師会では、助産所の課題解決などについて国や関係機関に働きかけを行っているので、会員になって開業することには様々なメリットがあることも覚えておくとよいでしょう。